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ジャズCD

ロードショウズVol.1|ソニー・ロリンズのプロフィール写真

スペキュラー・マテリアルとして最たる存在の木管楽器のサキソホーン。ミラー仕上げのゴールド素材が周囲の様子を全て写しこんでしまう。撮影アイテムとしては厄介な被写体である。ユニークな形状とその質感表現は白と黒の写しこみによって擬似的な操作によってそのアイテムを写真として組み立てるのが定石である。しかし、そういった貧困な発想をあざけ笑うが如く、大胆不敵にロゴマークの写しこみをアイテム本体に描写。収録サウンドを連想させるに相応しいジャズCDジャケットデザインとして高く評価できるのではないだろか。

サックス奏者の奇才として名高いソニー・ロリンズが過去に於けるライブ演奏の中から、取っ置きのサウンドを収録編集した一枚のアルバムである。最古の演奏は1980年ポーランドでのイージー・リビング(四曲目に収録)。最新は2007年にカーネギー・ホールでの五十周年記念公演からのサム・エンチャンテッド・イプニング。収録演奏の全てを聴き終え、率直な感想として述べるならば、時代が変わっても、ロリンズ自身のプレイにはいささかの衰えも聴き取れない。世界各地で繰り広げられた彼のライブ演奏はスタジオ録音ではめったに見せないエモーションの爆発が捉えられている。五十年間の彼のジャズ・メンとしての足跡をリアルに感じさせ、大きな感動を生む一枚の崇高なアルバムとして高く評価できる。


以上、サイトの更新と共に新しい作品を紹介して行く予定です。